水野 和夫 閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済を読んで。

色んなところが絡んでいくので。雑記も含めて。

 

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広井 良典  持続可能な福祉社会―「もうひとつの日本」の構想 (ちくま新書) 新書 – 2006/7/1

 

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これらも含めて部分部分で内容が合わさる感じ。

 

とりあえず水野和夫ちゃんの本は必読といえますでしょう。

 

内容は読んでもらった方がいいです。

 

つまり、エネルギーも安価で変えないから安い生産費で高い利益を出すのは無理、これはマルクスも言っていた地球資源を収奪して加工することで利潤に繋げるということが資源そのものがなくなってきているor高騰しているので、過去のやり方ではどだい考えたって無理よね、て話。

 

それで目を背けたい人たちが経済成長!と経済成長教のようにアメリカについていけ!労働者を安い生産コストと考えよ、人とみなすなとか言っているわけ。もう、恥ずかしくなるね、こっちが。原発は費用が安い!頼るしかないとか。

 

いくら処理に費用かかってんだよ。

 

で、そういうのはいいからどうすんのか考えた本。これから。考えた方がいいよ。もう、経済成長教うるさいの。あれオカルトだからね。ほとんど。

 

0金利はいいこと、利益の元となるフロンティアはない、などはっきり言えば常識のことを常識としっかり論述している。

 

「愛・美・真」というのに共感を覚える。割とこれに個人的努力を割いてきたからだ。最近は、西洋の美術だけではなく主に浮世絵など昔の日本の美術を見ている。あれはほんとうにいいものだ。

 

まだまだ縄文土器など我々の魂を開く物を眠っている。

 

そしてゆるいつながりというのも意識しているところだ。がちがちの親しい間柄とかは要らないから、なんとなく会って話す、なんとなく話しておもしろい、とかそういうのに価値があるんじゃなかろうか、と思うようになってきた。

 

これれは近代資本主義が置いてきたものである。

 

正にその通り。

 

大昔から資本主義には懐疑的でそれはなんでか分からないけども常に疑念を持って見てきた。それが分かっている人にはわかっている。音楽をやっていたからかもしれないが、言葉に出来ない胡散臭さがあったのである。

まあこっちはどうでもいいけど。

 

でも、現実問題として資本主義が行き止まりを感じている。これはいい兆候だ。数年前、こんなこと口に出してたら「頭おかしいじゃないか?」とか言われていた。もうどうでもいいけど。money イズ 万能の頃。

 

色々言うことはあるんだけど、ゆっくりここで発言していきます。 いきなりは変わらないけど、徐々に変わっていく。

 

変わっていくというのは、ゆっくりした変化しかないんじゃないか。急激に変わったら困るもん。

 

速い変化というのはない。なくていい。ただ、ゆっくりした変化が必要だ。

そしてそれに備えておくことはもっと重要だ。

 

とりあえず自分が実践してきたことがあんま外れてなくてせいせいした。wrong オア 正しいは自分が決めればいいけど割とこういう人が増えていればいいんじゃないか、

 

多分そういう方向にシフトしていくだろう。

 

とりあえず、著者の卓見に感謝である。

水野和夫せんせい、だいちゅき。